「専業主婦」のfacebook的表現と学生の頃にケータイを持たなかった世代への救済

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トーチライト神部です。

今日はちょっとした小ネタから。

Facebookではソーシャルグラフを構成するプロフィールで、多くの場合勤務先を入力するよう求められます。その際、数百人規模の会社となるとなかなかありませんよね。しかし、ある勤務先にはおそらくかなり多くの人が所属することができます。タイトルでネタバレしているとおり、それは「専業主婦」です。facebook上では「家庭主婦」と表現されている「勤務先」の参加者が最も多く、435人のメンバーを集めています。

専業主婦(主夫)のバリエーション

では、バリエーションを見てみましょう。

さらに、主婦とは書けない男性が使える(?)こんなバリエーションも

こちらも、百人単位の派閥を誇っていて、あなどれません。さらには

という強者も。

ここから想像されるのは友達ファインダーでの表示。うっかり無職で登録してしまうと、同じ会社で働いていた扱いになり「○○さんは無職で働いていました!無職で友達を探しましょう」という表示になってしまうことでしょう。ということで、実際には友達や同僚は見つけられませんので、事実であっても無闇に登録しないことをおすすめします。

本当の主婦はどこにいるのか?

では、専業主婦はほんとうにfacebookにいるのでしょうか?mixiにいるかもしれませんし、下記のようなママ友SNSにいるかもしれません。ともかく子育てと両立させるにはガラケー対応が必須。主婦はガラケーにいるのです。

mixiやfacebookは、学生時代にケータイを持たなかった世代の救済策に

このごろよく感じるのは、おそらく35歳以上の「中高生時代にまだケータイがなかった世代」がソーシャル・ネットワーキング・サービスを使ってつながるのは、もし当時携帯電話があったらつながっていたであろう友達たちであろうということ。この件は、次のブログに鋭い指摘が上がっています。

「現実問題として、学生時代にウェブ利用やケータイ所有が普及していなかった30代半ば以上くらいの年代になってくると、mixiにせよFacebook に せよSNSに参加している人の社会全体での比率はかなり小さくなってくるように感じるし、過去から続くリアルの人間関係をウェブ上に移している人もかなり 少ないだろう。学生時代からウェブが普及していなかった世代では、ライフステージの変化や生活環境・仕事状況の変化に合わせて、人間関係が自然に組み替え られていき、過去の人間関係が疎遠になることが多いからである。」

続けてこちらの部分も指摘が鋭いです。

50代以上になるとウェブを全く使わない人、会社を退職したら家族以外とは無縁化してしまう人も多いので、ウェブに移すべき『リアルの人間関係』が初めから乏しいという事も少なくない。高齢者も基本的には、夫婦・単身世帯だけで孤立しやすい社会構造があり、Facebookの広範な年代への普及のハードルとして『学生時代以降のリアルの人間関係が狭小化(減少)しやすい・中高年期になるにつれて人間関係が減少しやすい・主婦(主夫)を除く職業社会に上手く適応していない層が取り込みにくい』という日本独特の社会的要因も考慮する必要がある。

つまり、この抜け落ちた人間関係を補完できていないのでがいまのソーシャル・ネットワーキング・サービスであり、今後はそこの抜けた部分をどう補完していくかというのが、ソーシャルグラフに重きをおくサービスでは、そこの拾い上げが大事になるでしょう。Twitterはインタレストグラフ寄りなので「趣味が同じで違う人とつながる」ということが重視されることもあるでしょう。

ミクロなソーシャルグラフをサポートするSNSやアプリのとりくみ

では実際のサービスでの実装例を見てみましょう。

有名な機能として、facebookでは「大切な人たち」から家族を登録することができます。
mixiでも、2008年に参加可能年齢を15歳に引き下げ、家族ともマイミクとしてつながれるようになりました。

極めつけは、恋人同士でしか使えないというアプリHoneylemon

今後は、このようなミクロなソーシャルグラフをサポートするソーシャル・ネットワーキング・サービスやアプリが増えてくるのかもしれません。こういうとりくみによって、人間関係がより煩雑になる懸念もありますが、一方で実際に孤独死や人間関係の途絶による悲しい出来事が減るようだと、いいことかもしれませんね。