新しいFacebookページは、テレビと紙媒体の長所をいいとこどり?各ジャンルのプレビューを検討しました

トーチライト神部です。

以前から予告されていたとおり、Facebookページのレイアウトが、「タイムライン」という形式に変更になることが発表されました。これから一ヶ月の猶予期間を経て、全てのページがUS時間の2012/3/30までに新レイアウトに移行するとのことです。

新しいFacebookページタイムラインの紹介ビデオ

まずは、次のページで紹介ビデオを見てみましょう。

Introducing the New Pages

新タイムラインを採用したFacebookページの数々

さらに、実際のブランドや団体によりライブプレビューが上がっています。順番に見ていきましょう。

その1.The New York Times新聞

まずはニューヨーク・タイムスのFacebookページです。なんと設立の1851年まで歴史を遡ることができます。当時の新聞のキャプチャも載っていて、おそらくタイムラインを導入したのはこれがやりたかったのでしょうね。最新のところに目をやると、直近の記事が速報で上がっています。

この形式ですと、エッジランクにより重要な記事がハイライトされテレビのようにダイジェストされ、なおかつ新聞のように閲覧性もあります。この組み合わせは、なかなかよいかもしれませんね。タイムライン化によりさらに明確化されましたが、つまりフェイスブックページには情報を上げれば上げるほどユーザによって重要な記事が無意識のボランタリーベースで選別されるという仕組みが備わっているというわけです。そこまで意図的なものかどうかはわかりませんが、なかなかに末恐ろしいしくみですね。

 

その2.Walmart(小売・消費者商品)

続いてウォルマートは、世界最大のスーパーマーケット。オレオや歯ブラシ、洗剤やTシャツ、キャップに至るまで雑多な入荷商品の紹介があります。これはいうなればリアルタイムチラシですが、これも多くの消費者の目をひいた商品になればなるほどページにハイライトされます。

リアル店舗では商品ごとにいかにキャッチーなPOPを書くかというこだわりが大事ですが、オンラインでもそれがもとめられるようになるわけです。たとえば、ヴィレッジヴァンガードの POP総選挙と同じようなユニークな才能がたくさんたくさん、必要とされるのかもしれませんね。

 

 

その3.Canlis高級料理店

カンリス・レストランはどうやらなかなかに高級なレストランのようです(参考:Canlis Restaurant « Y’s Diaryシアトルのベストレストランかな、Canlis)そういったロイヤリティの高いサービス業がソーシャルページ上で訴えかけることはなんでしょうか。

それは、オンライン・オフラインを問わない「すばらしい体験」ということになるのでしょうか、ページ上には雰囲気のいい写真や、ちょっと気取った表情のシェフたちの写真が掲載されています。きっと、さまざまなエピソードやお客様からの声なんかも紹介されているのかもしれません。これもタイムラインという全視覚的なフォーマットを最適に生かしたブランドの題材なのかもしれません。

 

その4.Hyundai Worldwide(車)

続いて車メーカーのHyundaiです。こちらも写真の要素が多く、オンラインのカタログのような体裁になっています。過去に開催されたクエスチョンの履歴が再発見されて、ユーザ参加の側面も強調されるという結果になっているようにも見えます。

新デザインにあわせてきた他のページと違い、こちらはまだボードイメージ(プロフィール画像)が縦型のままだったり、今後使えなくなるというウェルカムページが残存しているなど、若干行き渡っていない感じもありますが、これまで存在していたFacebookページをコンバートするとだいたいこんな感じになるのかもしれません。

 

その5.Livestrong(団体)

日本ではあまり聞きなれませんが「リブストロング」というがん(癌)患者、家族のための支援財団がるそうです(参考1:『がん患者、家族をつなげる支援コミュニティ~LIVESTRONG(リブストロング) の取り組み』/参考2:J SPORTS | cycle road race – LIVESTRONGとは?

Facebookで社会貢献系といえば、まっさきに思い当たるのは causes.com ですが、こちらはまだタイムライン化されていないようです。リブストロングのページは内容的にも派手派手しいものはなく、気持ちを落ち着かせるものや、他己を啓発するもの、応援するような雰囲気のコンテンツにあふれています。これもまたひとつの使い方ですね。

 

その6.People.com(マスコミ/ニュース/出版)

ピープル誌は、雑誌「TIME」から、人物特集コーナーのみがスピンアウトする形で創刊されたざっしだそうです(Wikipediaより)。有名人の「顔」が多く露出するメディアがFacebook上で展開するというのはなかなか面白い状況ですが、タイムラインをよーく見るとドキっとさせられるようなR15な写真も掲載されています。セレブリティの話題を多く扱うとはいえ、そういう意味ではゴシップ誌的な側面もあるわけで、これまで紹介してきたページにくらべれば随分やわらかいですが、そのあたりは硬軟合わせ持てるというアピールでしょうか。

そして、アメブロなどで上位に来ている有名人のページと同様、いずれのトピックもいいね!(Like)の付き方が半端ないです。やはり人は人に惹かれるという本能からすれば、ソーシャルメディア上の題材としては最も正しいのかもしれません。

 

とりあえず、のまとめ

そんなわけで、世界中を巻き込んでレイアウトの変更が行われるFacebookのブランドページですが、それが世界のネットメディアや、国内のマーケットにどれだけの影響を与えるのかはまだまだ未知数です。

こういったレイアウト編集は一種のコンテンツ世代交代を促進する側面も兼ねてしまいますから、以前は勢いがあったページも、このへんかについていけるほどの余力がなければ、残念ながら徐々にふるい落とされてしまうかもしれません。

日本国内では、まだまだ猫も杓子もソーシャルページを・・・というところにも至ってはいないと思うので、実は案外インパクトがなくて、次の春の予算から、新しいFacebookページにてスタートラインを切る企業やブランドも多いのではないでしょうか。もちろん、弊社トーチライト でもそういった展開のお手伝いをしていければと思っています(お問い合わせはこちら)。

ともかく、大事な事は多少のレイアウトが変わっても、そこで発信するコンテンツがなければなんの意味もないということです。見た目の変化に惑わされず、いかにつながりたい相手と長いお付き合いをするためのコンテンツをどうやって発信していくかを考えていく、といったあたりに今後も注力していきたいですね。

最後に蛇足ですが、本当にすべてのページが3/30までに変更されるかは未知数です。すでに完全に移行しているはずのfacebookプロフィールページも、まだまだタイムライン化されていないものは多く見かけますので。