オウンドメディアをソーシャル化しまくっているコカコーラ社が外部サイトにも貼れる「Happyボタン」をリリース

トーチライト神部です。

コカ・コーラ社のウェブサイト「コカコーラ・パーク」は、企業サイトの中においていち早くウェブサイトのソーシャル化を手がけており、独自の「いいね!」ボタンとして、下記のように「Happyボタン」「Happyシェアボタン」を設けていました。

独自シェアボタンを外部サイトにも貼付け可能に

このHappyボタン、先週2月17日(金)からなんと外部サイトにも貼り付けられるようになったそうです(ソーシャルメディアウィーク東京2012にて発表)

コカ・コーラ パーク 「Happyボタン」、外部サイトへの設置が可能に :  YOMIURI ONLINE(読売新聞)

発表の様子は、下記ループスさんの記事の<「コカ・コーラ パーク」の成長とソーシャル化戦略>からもご覧になれます。

ソーシャルメディアウィークの動画アーカイブまとめ(2月17日) in the looop 加藤たけし

小売系や飲料、エンターテイメントとソーシャルメディアの相性のよさ

involverのブログでも「ソーシャルメディアやinvolverアプリは小売業種でどのように使われているか? | Involver」という記事で掲載したのですが、やはりコンビニエンスストアや清涼飲料水やアルコール類、あるいはエンターテイメントのような、100円~数千円の価格帯で手に入ったり、楽しめるものというのはソーシャルメディアを使ってプロモーションするのにとてもフィットしているように思います。特に小売される商品については、

  • ほぼ毎日接触する
  • ほぼ毎週購入する
  • 一回の購入金額が大きくないのでリピートして購入できる
  • 若干の商品アレンジやパッケージ刷新でもリニューアル感が出せる
  • 上記に付随して、キャンペーンが打ちやすい
  • 同じく付随して、アナウンスする内容をたくさん持てる
  • ソーシャルメディア上のコンテストや抽選応募などが実施しやすい

であれば、コカコーラのような最大級の飲料販売メーカーがソーシャルメディアに進出したり、親和性を高めようとするのは自然な流れです。しかし、外部サイトにまで貼り付けられる自前ブランドのウィジェットを配布するというのは、かなり飛び抜けた対応であることは間違いありません。

プラットフォームにコンテンツが集まるのではなく、コンテンツがプラットフォームを形成する

世界ではレディー・ガガがファン交流SNS「リトル・モンスターズ(LittleMonsters)」を開始するなど、プラットフォームホルダーでないコンテンツホルダーが逆にプラットフォームを持つという逆転現象が起きています。いまはFacebook、Twitter、mixiなどソーシャルメディアありきでコンテンツが集まってくるという形態ですが、プラットフォーム構築自体がクラウド環境やフレームワークの進化により簡単になったとるすると、コンテンツありきでプラットフォームが形成されるということが、もっと頻発するようになるのかもしれません。

(よく考えたら国家も一種のコモン・センスという「コンテンツ」の元に集まって国家というプラットフォームを作っていましょね)

そんな大げさなものを予感させる、というほどではないですが、シェアボタンを制することでそこに集まるトラフィックを制することができます。このボタンを推されたデータは、いったんfacebookやGoogle+に貯まるのではなく、コカ・コーラ社が自社の裁量で(ユーザパーミッションの下において)いろんなことに使える可能性があるのです。

もしコマースに直結する分野であれば、このような動きはもっと出てくるのではないでしょうか。たとえば、コンビニフランチャイズのソーシャルウィジェットあたりは、なんとなくどこかが企画していたりしそうですよね。今年後半はそんなプラットフォームの登場を楽しみにしてみたいと思います。