各社協力のもと「ソーシャル防災訓練」など様々なとりくみが実施される予定

トーチライトです。

9月は、9月1日に発生した関東大震災にちなんで制定された「防災の日」があることで防災意識が高まる月ですが、東日本大震災の教訓からも、月間を通じてさまざまなとりくみが行われるようです。特に、ウェブやソーシャルメディアを通じた取り組みが多いので、とりあげてみます。

スマホアプリを使った「ソーシャル防災訓練

ソーシャル防災訓練 – Yahoo! JAPAN は、iPhone/Android向けのアプリを使うことで、実際に指定された避難地に避難誘導を行うものです。

また、避難の過程で「もしここが避難路だったら危険になりそうな場所」をツイートすることによるデータ収集も兼ねているそうでです。緊急地震速報は携帯電話の内蔵機能として機能しますが、アプリを上乗せすることで避難指示も含めて出せるところが役立ちそうです。Twitterを使っているので「ソーシャル」ということのようです。また、実行委員会にはヤフー株式会社、Twitter Japan株式会社、株式会社J-WAVE、森ビル株式会社が名前を連ねています。

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ソーシャルメディアを災害時の119の代替手段として考える

TwitterやLINEから「119」 消防庁が試験運用へ – ITmedia ニュース という記事によると、mixiやLINEを通じて、大規模災害時に電話回線が使えなくなりがちな大規模災害時の119番電話通報を補完するための検討会を定期的に開催していくとのことです。

mixiは震度5弱以上の際に 『mixi』で災害情報を受け取ることが可能にする とのアナウンスも行なっており、社会支援インフラとしての役割を高めていこうという機運は他のSNS同様今後高まっていくでしょう。

もちろんIT業界以外でも行われるさまざまなとりくみ

当然のことながら、IT業界以外でもさまざまな取組みが行われる予定です。例えば、大阪では9月5日(水)に午前11時に携帯電話がマナーモードでも一斉に鳴る「大阪880万人訓練」 が実施されるとのことです。

また、例えば11府県医療班が参加する、災害時にドクターヘリが離発着する広域搬送拠点を使った訓練や、災害時に無償で紙カップと飲料の提供ができるようになる「9月1日「防災の日」を契機に「災害対応型カップ自販機」の設置」など、枚挙に暇がありません。東京スカイツリーでも、9月1日にはライトアップを行い啓発につとめるとのことです。

先日、ウェブとソーシャルメディアで盛り上がった2012ロンドン・オリンピックという記事を書きましたが、ソーシャルメディアは人の意識の延長線上にある関係上、多くの人が同時に参加するイベントや出来事と非常に愛称がいいようです。スポーツの祭典であるオリンピックは非常に人々を高揚させるものでしたが、防災訓練のような冷静に落ち着いた行動が求められる活動に対しても、ソーシャルメディアのもつ情報伝播力や相互運用性が最大限生かされるようになってほしいものです。

「備えあれば憂いなし」という言葉を心にとどめながら、今年はソーシャル防災訓練に参加してみては。

(文:テクノロジー戦略部 神部竜二