Facebookのアルゴリズムが変更に自社のブランド戦略にはどう影響する?
■ Facebookからのポスト活用についてのガイドライン
昨年11月にFacebookから発表されたニュースフィードの
この変更はブランドにとってどのような意義があり、どのようなポストを避ければ良いのでしょうか。
Facebookは、具体的に、次のようなポストに注意を促しています。
- ただ単に商品やサービスの売上向上・促進を目標としているポスト
- プロモーションキャンペーンやコンテスト等を目標としているポスト
- Facebook広告と同様にコンテンツ・クリエイティブを使用しているポスト。
このたびのアルゴリズム変更の理由は、Facebookができるだけ高いユーザーエンゲージメントを守りたいことにあります。
友人からのポストと同じように、企業からのポストでも、ユーザーエンゲージメントが高くなりそうな投稿内容にすることで、他のポストに比べて高いエンゲージメントを得ることができるので、ニュースフィードに表示される優先度が高くなります。
そのため、企業は高いエンゲージメントを期待しているポストを投稿しても問題ないですが、完全にプロモーション関係のポストになると、リーチは低いので、広告として出すことをFacebookは勧めています。
■ 注意すれば、悪い影響を回避できる
以前行われたアルゴリズムの変更から、ポストのエンゲージメントがリーチにつながることは明確です。そのため、完全に売上げを促進するような内容のポストからのエンゲージメントはあまりよくありませんでした。
つまり、ブランドは直接、売上げや会員登録などを目標としてポストを投稿するより、ユーザーエンゲージメントを考慮した上で、コンテンツ戦略を決めたほうがいいでしょう。
新しいアルゴリズムからの具体的な影響はまだ不明なので、時折、あまりにプロモーション色の強いポストを投稿してしまうと、Facebookページの全体エンゲージメントに悪い影響がでる可能性があります。
■ クリエイティブに注意!
アルゴリズムの変更は、もちろんクリエイティブにも影響があります。以下の2つの投稿例を見ると、画像はほとんど変わらないですが、画像1のキャチコピーは明らかに売上げを伸ばすことを目標としているため、オーガニックリーチが下がってしまいます。
そのため、画像2のようなブランドバリューを表現し、ユーザーのエンゲージメントを促すような内容がおすすめです。画像1のような内容は広告を通じて投稿をしたほうがいいでしょう。
■ まとめ
今回のアルゴリズム変更は、これまでの変更のとおりFacebookサービスを最適化することを目標とされています。そして、もちろんFacebookのビジネスモデルの中心は企業ではなく日常のユーザーなので、今回のアルゴリズム変更はユーザーの満足度を考慮して導入されています。
一方で、企業は自身のFacebookへの活用を最適化するため、Facebookのルールに従いながら行動しなければなりません。
直接売上げを得ようとプロモーションするのではなく、自社のブランドコンテンツをクロスチャネルでエンゲージメントを推進し、ユーザーとのコミュニケーションを強化することをおすすめします。