Twitterの自動再生機能付き動画広告が間もなく発表!Facebookの自動再生型動画広告とどう違う?
■ Twitter自動再生機能の概要
Twitterが自動再生型の動画広告を検討しているというニュースが飛び込んできました。
タイムライン上にプレビュー動画が自動再生され、クリックすると課金されるしくみです。
昨年のメディアトレンドの一つに、動画へのシフトがありました。Yahoo!や Youtubeを含むGoogle, Facebookなど、世界の主なハイテク企業はこぞって動画の重要性を指摘しています。Facebookが公開したデータによると、2014年アップロードされた動画の数は、2013年に比べて3倍になっているそうです。
広告業界においては、YoutubeやAdWordsが提供しているCost-per-view (CPV)と同様に、Facebookの自動再生の手法が多く使用されています。Twitterが提供するという新しい動画広告商品は、この二つのアプローチを組み合わせてテストを実施しています。
■ Facebook動画広告の自動再生との違いとは?
Twitterの新動画機能とFacebook自動再生機能とで大きく異なる点はどこにあるのでしょうか? Twitterの自動再生はプレビューであり、ユーザーの興味によって動画をフルで視聴するかどうかを決めることができる仕様にあります。Facebookの場合、自動再生がスタートすると、最後までそのまま動画が続きます。
また、広告主の視点に立つと、Facebookの動画広告の自動再生型を使用する場合、表示に対して費用(CPM)が発生する、つまり動画再生が3秒を超えると課金されるという条件になっています。Twitterの場合、6秒の自動再生は「アイキャッチ」を目的としているだけです。ユーザーが「play」をクリックしない限り、費用(CPC)がかからないというわけです。
■ Twitterの自動再生機能付き動画広告の具体的な特徴
● 6秒プレビューアイキャッチ
Twitterの自動再生機能を使用すれば、広告主がユーザーの興味をもたらすための「6秒プレビュー」の時間を設けることができます。
● シーンの選択に柔軟性がある
Twitterの場合、6秒のプレビューは必ずしも動画の「最初から6秒間」である必要はありません。広告主は、動画のもっとも重要で、面白い6秒間のシーンを選択して、プレビューとして設定することができます。
● 自動再生は音声なし
ユーザーがクリックをするまで、音は出ません。また、クリックされるまで費用はかかりません。
● 長い動画も使用可能
Twitterの一般ユーザーがアップロードできる動画の長さは30秒に限られていますが、広告出稿の場合、10分程度の長さの動画を使用することが可能です。